岡山で結婚相談所をしております、村木(@forlife_jpn)です。
既婚者の友人、先輩など周りで妻や夫の文句を聞く独身の方たちは、結婚ってやっぱり人生の墓場なの?結婚生活は忍耐だらけ?と思わざるを得ない状況になられている方がおられました。そこを理由に婚活をやらないという風に考えてはいけません。あなたの夫婦が同じようになる必要もなく、また、既婚者は悪い面しか周囲に伝えないという傾向もあります。だって、のろけにしか聞こえないですから。
現代は3組に1組が離婚をすると言われております。モラハラ、DV、浮気癖、借金癖、依存症など離れるしかなくなったというような場合を除かなくとも、離婚理由の第一位は「性格の不一致」です。結婚をするときは良いときも悪いときも共に手を取り合って頑張ると誓った二人が「性格の不一致」という結論に至る前に大切なことを見落としているからです。今回はそのことについて考察していきましょう
なぜこうも離婚率は昔と比べ上昇してしまったのか
ひとつとして、一昔前は男性社会の要素が強く、妻を迎え入れるという考えが強かったため、女性が家庭を守るという立場になることが多く、女性の就業環境も今よりもまだまだ、整っていなかったため、離婚のリスクが現在と比べ非常に高かったことがあります。男女雇用機会均等法が制定されたのは1985年のことですね。
そこから、女性の社会進出の場も増えていき、「CMに学ぶ。令和の婚活、男性も女性も料理をしよう。」でも記載いたしましたように、現在では共働き世帯が3分の2を占めております。
共働き等世帯数の推移
出典:「男女共同参画白書(概要版) 平成30年版 第3章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」
(男女共同参画局)より
「I-3-4図 共働き等世帯数の推移」を一部加工して掲載
女性の社会進出とともに、経済力が男女それぞれについてきました。こうして、男女ともに離婚後の生活が以前より作りやすくなり、一昔前のように一方的に我慢し続けるという必要がなくなったといことも一つの要因としてあります。
もう一つの要因、共働きによるすれ違い
夫婦で別々の仕事を持つことで、生活費はより安定しやすくなります。が、仕事に比重が寄りすぎると別々に過ごす時間が長くなり、居場所が家庭以外の場所になっていきます。せっかく、縁あって一緒になれたのにこれでは別々で過ごしているのと変わらない。
そのうち目の前にいるとなんか落ち着かないと、いった感情がわいてきてそのまま歯車が嚙み合わなくなってしまいます。
これを防ぐには毎日の中で、一緒に過ごす時間のルーティンを作ることが大切です。夜ご飯が一緒に食べれないなら、朝ごはんだけでも、それも無理なら、寝る前に少しお茶をするなど。もちろんノンカフェインで良質な睡眠をとりましょう。
それと並行して、週ごとに、月ごとにルーティンを作りましょう。金曜日は映画を見るとか、晩酌をするとか。第3日曜日の午前中はランチを食べにお出かけするなどおすすめです。
性格の不一致、すれ違いの前段階で見落としている大切なことは?
ここまでのお話で、共働きによる生活力の向上のデメリットとして夫婦のすれ違いを作りやすくなっているということをお伝えしました。そのうえで、一緒に過ごす時間を意識して作る、ルーティン化するということが解決策であるとお伝えしました。
ここまでのお話で、幸せを感じる準備はできました。
意識して生活を変えていくといった内容にしか読み取れないかもしれませんが、このお話の中で、どの部分かに幸せを見つけることが見つけることができたでしょうか?
夫婦の幸せとは2人で作るものであり、また、翌週も、翌月も一緒に作っていった形を共有できる時間にあります。今を楽しみ、過去を振り返って楽しむことは夫婦が一緒でないとできません。こうした幸せを意識できれば同じ毎日も楽しいことが見えてくるでしょう。
本当の幸せは夫婦の居場所をあなたたちで作っていく過程にあるのです。
結婚しても幸せになれないのでは?とお考えの方は、幸せの見つけ方を見直せばきっと結婚生活のいい部分に目を向けられるようになりますよ。