【年収と婚活の関係その3】結婚相談所の年収における需要と供給のバランス

岡山で結婚相談所をしております、村木(@forlife_jpn)です。

結婚相談所に登録している女性が希望する年収をまずは考察したうえで、前回は、実際の男性の年収と連続して年収に関する統計データから、どのように考え婚活をするのがよいか考察してまいりました。
3回目はこれらのデータを踏まえ婚活の男女の需要と供給のバランスについて考察していきます。

婚活を意識しはじめるの男女の差

結婚相談所での活動に限らず多くの人が、婚活を意識し始めるのは何歳からでしょうか?
これは男性と女性によって大きなずれがあります。

  • 男性:40歳前後
  • 女性:30歳前後

このあたりが、おもに結婚を意識しはじめる年齢層となっております。

逆をいうと、この年齢層はライバルが多く、異性が少なく婚活が大変ということです。女性が30歳前後で婚活をするというのは、もっとも適切なタイミングではあるのですが同じタイミングで始める人も多いのです。また、同様に男性が40前後で婚活を始めるとライバルの多さから目立つハイスペックポイントがなければ苦戦することがあります。特に意識せず、生活をすると男性は40歳前後で婚活を開始されることが多いです。

登録者の年代別でみた男女比率は?

ここで年代による婚活者数の男女差を見てみましょう。今回も、活動会員以外が参照できるため比率での表示にしております。

表1.年代別男女の登録者の比率は?

年代 男性:女性
(男性を1とした比率)
男性:女性
(女性を1とした比率)
備考
20代 1:3 0.3:1 女性が多いが登録者自体が少ない
30代 1:1.6 0.6:1 女性の登録者が最も多い年代
40代 1:0.7 1.4:1 男性の登録者が増える
50代 1:0.4 2.5:1 女性の登録者が少ない

男性

この表からわかるように男女の人数比率は40代を境に逆転しており、40代男性が同年代女性と結婚したい場合は狭き門となってきます。ただ、40代半ばまでの男性は30代女性へのお申し込みをすることで、この人数差を感じずに婚活をすることができますし、実際、年下にお申し込みをする傾向が強いです。

大変になるのは50代で、40代女性50代女性の人数が少なくなっておりますし、そもそもの婚活者の母数も減っております。
男性は早めの婚活を意識することが大切で、40代後半の方や50代の方は女性市場の中での婚活となります。短期成婚を目指しつつもどっしりと構え活動する必要があります。

女性

同世代との結婚を望む女性は、20代、30代は男性市場となっております。同世代との結婚を望む場合は倍率の高さを勝ち抜くためにも積極的なお申し込みが必要となります。申し込まれて嫌な気がする男性はまずいません。申し込むことでライバルと差別化できます。申し込みができない女性は本当に多いのです。

逆に40代後半から50代になってくると、同世代との結婚を望む場合は非常に有利となってきます。比率的に男性が多いのでたくさんの中から選ぶことができます。ここはしっかりと選び、これまた、女性からのお申し込みで、少しでも理想に近い男性にお申し込み致しましょう。

婚活はアラウンド年代で見るべき?

実は婚活においては20代、30代といったように年代別に分けるより、アラサー、アラフォーと分けた方が現実的なのです。
それは30代前半、後半、40代前半、後半で大きく婚活で求める内容が異なるからです。

表2.アラウンド年代で見る登録者の比は?

年代 男性:女性
(男性を1とした比率)
男性:女性
(女性を1とした比率)
備考
26歳~35歳(アラサーを含んだ年代) 1:2 0.5:1 女性の登録者が2倍
36歳~45歳(アラフォーを含んだ年代) 1:1 1:1 ちょうどバランスが取れる
46歳~55歳(アラフィフを含んだ年代) 1:0.5 2:1 アラサーを含んだ世代と真逆の男女比になる

この表をご覧いただくとアラフォーを含んだ年代が1:1となっております。実際にこのゾーンがボリュームも大きいです。お申し込み先もたくさんあるかわりにライバルもたくさんいる年代ということになっております。

40代前半までの方は出産を望まれての結婚を望む女性が多いですが、それ以降は自身の人生においての結婚を望む女性が登録されている傾向があります。しかしながら男性は45歳を過ぎたあたりから寂しさを感じたり、子孫について強く意識するようになります。そのためアラフィフ男性の婚活者人口が女性を上回ります。

ここで、要注意ポイントとして、アラフィフ世代での男女比率で示しておりますが、この年齢層になってきますと、そもそもの婚活者人口が減ってきます。執筆時点で、女性で3分の1、男性で3分の2程度まで減ってきてしまうのです。先ほどと逆に考えればライバルは減りますが、お申し込み先も減るといった状態になります。

まとめ

3回に分けて書かさせていただきました今回の記事は、実際のビッグデータからの統計となっております。

1回目は婚活女性が男性に希望する年収の割合と傾向についてで、年代別に分けて女性の希望する男性の年収を集計いたしました。実生活を意識される30代女性は今後の働けない期間も意識された年収を希望されている傾向が見られました。

2回目は結婚相談所の30代、40代で年収が500万以上の男性はどのくらい?という題材にて実際の年代別での年収構成について書かさせていただきました。年収が低い男性もあきらめる必要がないということについても書いております。

そして今回、その希望と実際からの年代別、アラウンド年代別にて考察致しました。離婚率は高いとは言っても3組に2組は離婚せず家庭を築いております。年齢とともに婚活者人口は減っていくのは自然な流れであり、寂しさを感じるころに始めた婚活はライバルが多く、選択肢が少ないレッドオーシャンでの活動となる場合があります。

年齢や年収などの条件にとらわれすぎての婚活は、理想のお相手との出会いを遠ざける可能性があるので、お見合いをされてみられたらフィーリングをしっかりと重視して、仮交際について考えてみてください。とはいえ、やはり1日でも若く婚活を始められるのが大切ですので、勇気をもって婚活に取り組みましょう。

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