岡山で結婚相談所をしております、村木(@forlife_jpn)です。
結婚で使う費用も令和そしてコロナ禍の現在では変化しつつあります。
一生に一度の晴れ舞台。しっかりと話し合い後悔のない新婚生活を迎えていただきたく、
今回は結婚するのにどのくらいの予算を見込んでおけばいいかを記事にいたします。
1.婚約指輪と結婚指輪
婚約指輪について
年齢によってバラツキもありますが2019年の25歳以上での首都圏で行われたアンケートによりますと、平均「38.5万円」となっております。
上(数千万)から下(10万未満)までピンキリではありますが平均値としては比較的現実的な価格ですね。
結婚指輪
同じくアンケートに基づくと二人分で平均「24.8万円」となっておりました。結婚指輪は日常的につけている夫婦が多く、デザインも普段から使いやすいデザインのものを選ぶ傾向があります。また、近年は婚約指輪を買わずに普段から身に着ける結婚指輪にその分費用を回すというカップルも増えております。
私もそうしました。
2.結婚式
以前は一生に一度の花舞台で200~400万円くらいの費用をかけて挙式を行い、2次会も大盛り上がりといった形で開催されておりました。結婚式の平均費用はご祝儀を考えなかった場合350万円くらいが平均といわれておりました。
ただ、コロナ禍における現在では、5月4日に政府の専門家会議によって提言された【新しい生活様式】は結婚式も含まれております。3密を避けた開催となり以前のように大規模大人数での開催というのは難しくなっております。
今後は屋外や少人数での開催が想定されています。多くの人を招待したい場合もオンラインを使ったり披露宴を2部制にしたりといった密集を避けた形が推奨されております。【日本ブライダル文化振興協会:ガイドライン】
以上を踏まえると費用は料理や会場そのもの値段もありピンキリとはいえど、小規模、屋外、短時間という方向性を踏まえると平均相場は100万程下げての挙式を計画するのではと推測されます。費用を上げるのは豪華にするだけなので考慮致しません。
近親の身内だけ、もしくは特に親しい友人のみを会場に招待し、友人や親戚はオンラインで参加するという形がスタンダードになっていくかもしれません。このあたりは今後のユーザーの傾向に注目していこうと思います。
3.新婚旅行
憧れの海外旅行に新婚旅行というタイミングはうってつけでした。
ただ、このコロナ禍では新婚旅行自体を見合わせておられるのではないでしょうか?海外旅行に関してはまだ先が見えておりません。国内旅行に関しても6月19日の政府指針を待つ状態ではありますが、今後は観光業は多くの人を集めて回転率を上げて安くしていたサービスが難しくなり、単価は上昇していくと考えられます。新婚旅行を国内で検討されている場合でも、30~50万くらいをみておいたほうがいいかもしれません。海外も同様に値上がりしていくと考えられます。新婚旅行(海外)の平均的な費用は60万円といわれておりましたが、今後は高くなる可能性があると考えたほうがいいです。
4.新居費用
二人が一緒に住むということでワンルームから1LDK以上の間取りへと引っ越しを検討しますね。
引っ越し費用×2人分:35万
家具家電(最小限):10万
新居(賃貸):30万
家具家電は二人で持ち合い余るものは処分し引っ越しという形、新居は家賃6万として、敷金礼金を合計3か月分としてこのくらいになります。
意外とここでお金がかかるんですよね。見落としがちなのですが、新居に二人で住むというのは安くはいきません。どちらかが、すでに住んでる家に住むというのは費用を下げる意味でもお勧めです。
5.まとめ
結婚にかかる費用は上を見ればキリがありません。豪華にすれば記念になると思いついつい高額な費用を使ってしまいがちですが、そのあとの生活を忘れてはいけません。安く済ませてしまうと後々の不満のもととなります。このバランスが取れる金額でいかなければなりません。
婚約指輪、結婚指輪、結婚式、新婚旅行、新居費用と一般的なバランスで考えて計算しても450万円くらいが必要となってきます。二人で貯めて少しずつ実行していくもよし、貯金から使うもよし、親の援助もあると思いますが、その後の生活にまとまったお金が必要となる時が必ず来ます。計画的な新生活準備を推奨します。