岡山で結婚相談所をしております、村木(@forlife_jpn)です。
39県で緊急事態宣言が解除されましたね。第2波がこないことを祈るばかりです。
今回は、適職を探すという考えでも使われる心理学に基づく研究、グロースパッションという考え方は、婚活にも深く当てはまりこの考え方を持ったほうが本当の意味での幸せを手に入れることができると思ったので記事にさせていただきます。
1.まず仕事と興味関心について考えてみる
就職活動、転職活動をするときに自分がしたいことって何だろうって自己分析をしっかりすることで見出していった経験はありませんか?したいことって言っても実際にしたことがなくて、「憧れ」であったり、「してみたいこと」だったり、「やってみよう」と思ったことが判断材料となります。
長い期間、従事することになる覚悟で挑むのですから当然ですね。
では、その選択が自分にとって正しかったのかってわかるのはいつでしょうか?退職するときでしょうか?人生の終わりを迎え人生を振り返ったときでしょうか?やってきたことに正解は、ないですよね。過去には戻れないから比較しようがないですね。
スタンフォード大学の研究者らによると
・「情熱を見つける」という考えはよく意図されたアドバイスですが、いいアドバイスではない可能性がある。
・「情熱を育てる」ということがよりふさわしいアドバイスと述べております。
「Instead of ‘finding your passion,’ try developing it, Stanford scholars say」より一部抜粋
具体的に書くと非常に長くなってしまうので、要約いたしますが、
これは最初から固定的な考えをもち興味・関心の範囲を絞ってしまっている状態で、壁にぶつかってしまったときに適性を理由ににあきらめてしまうという状況を招いてしまいます。
しかし、はじめは興味がなかった分野でも、わからないなりにも調べていくことで湧いてきた興味は成長志向であり、やりがいにつながると要約できます。
先ほどの仕事の話に戻ると天職や適職というのは、業種、職種が決まっていると焦点を狭めるのではなく、挑戦してみることでやっていく中でそれがやりがいになり天職、適職につながるという「情熱を育てる」ということ成長志向の考え方ですね。
2.婚活で成長志向を用いるのがいい理由
研究結果や就活にて説明致しましたが、これを婚活に例えると興味関心を愛情という言葉に置き換えて考えます。
愛情を向けれる人を見つける
興味を持てる相手と出会い、交際を継続できる相手と交際し、結婚したい相手を見つけれれば無限のモチベーションを保てると変換できます。
愛情を育てる
目の前の人に興味を持ってみて、交際、結婚のフェーズで関係を育てていくと変換できます。
愛情を向けれる相手を見つけるというのは、遠い道のりで固定的で受け身となっております。交際がうまくいかなかった、かなり嫌なことがあったといったときにこの人ではなかったと考える可能性があります。出会いが無数にある婚活の場ではここに辿り着こうと婚活をし迷走してしまうのです。
3.まとめ
言われてみると当たり前のことですが、このように興味・関心に対する研究結果を婚活に置き換えることで改めて、考え方を見直すきっかけになります。情熱を見つけれる相手を探すことに情熱を向けるのではなく情熱を作り出すことに情熱を向けてみましょう。
研究者たちはこの研究結果について「真実の愛を求める人々は非現実的な期待を持っており、果てしない無の探求に終わります。一方で愛はプロジェクト(研究)であり、プロセス(過程)であると考える人は、意図しなかったときも、忍耐力を発揮し、最終的に真の愛の瞬間を経験できる」と例えております。
完成された人を探すのではなく、ともに成長していこうと思える人と出会いたいですね。